FMIC7743.log.exe/D

日記です。ありとあらゆる怪文書がここに

FMIC7743.log.exeのほぼ日記
べんりなショートカット:青年と少女、伝道師とかみさま(ゲートウェイ)
曲紹介 / MMD向け配布物 / フリーフォント「2_4_IX_1」 / 「もちもちした生物をつくる」 / 「胡乱混沌神宮開運神籤」
ニコニコ動画 / YouTube
pixiv / Twitter + Twilog / soundcloud / privatter / note / 胡乱観光物産館 渦音BOOTH店SUZURI店 / Skeb / /words(@wiki)
その他各種ご用命の際はメールまたは各種SNSのメッセージ・念波・狼煙・伝書鳩などをご利用ください。

4/30読了:「道化師の蝶」

買ったきっかけは装丁買いのようなものです。おびただしい量のバラバラになった瑠璃色の蝶の翅が組み合わさった表紙デザインの意味は、読み進めれば納得。
3月12日に買ったはいいものの最初の10ページくらいを読んで「本気で読まないと煙に巻かれそう」という感想を持ってしまったので連休の暇を利用して読み進めた次第。
文章量だけならそこまで多くはないです。頭から読んで「松ノ枝ノ記」まで読み終わって約45分。
さてこそ*1、ここで本題たる感想を述べるわけですが。
本当に煙に巻かれてしまった……の一言に尽きます。
日本語で書かれてあって単語の意味はわかるし文章の繋がりかたもはずなのに意味がわからない。食材も味付けも知っているもののはずなのに初めて食べる料理を出されたようなものです。美味しかったけど。
しかもこうして打ち込んでいる間にも感想として浮かんだ文章は頭の中でばらけていくし……大変なものを読んでしまいました。

というわけで内容の話をしようがないので「旅の間にしか読めない本」のことを考えよう

私自身は本と限らず文章の羅列でさえあれば割となんでも食べるしどこでも読める人間なのですが、旅の間はおろか「特定の環境でしか読めない本」というのはいまのところまだないのです。
なので特定の環境(高速鉄道、逆立ちしながら、猫の下etc)でのみ真の意図が伝わる本というのは興味深い。「特定の環境で聴くと最高にハイになって脳内麻薬が分泌される曲*2」みたいなものかなあ……適切なたとえかどうかわからんけど。

*1:この「さてこそ」の響きをえらく気に入ってしまったので使ってみる。

*2:「たとえば高速道路の長いトンネルをアクセル全開でカッ飛ばしながら聴くAIR RAID FROM THA UNDAGROUND」とか