買ったきっかけは装丁買いのようなものです。おびただしい量のバラバラになった瑠璃色の蝶の翅が組み合わさった表紙デザインの意味は、読み進めれば納得。
3月12日に買ったはいいものの最初の10ページくらいを読んで「本気で読まないと煙に巻かれそう」という感想を持ってしまったので連休の暇を利用して読み進めた次第。
文章量だけならそこまで多くはないです。頭から読んで「松ノ枝ノ記」まで読み終わって約45分。
さてこそ*1、ここで本題たる感想を述べるわけですが。
本当に煙に巻かれてしまった……の一言に尽きます。
日本語で書かれてあって単語の意味はわかるし文章の繋がりかたもはずなのに意味がわからない。食材も味付けも知っているもののはずなのに初めて食べる料理を出されたようなものです。美味しかったけど。
しかもこうして打ち込んでいる間にも感想として浮かんだ文章は頭の中でばらけていくし……大変なものを読んでしまいました。