ふと思い立って掘っていったらやっぱり案の定地方固有のお盆の準備みたいなのがちょいちょいあるらしいので
青森、というか津軽地方のお盆の話をします
法界折り
数年前にケンミンSHOWで紹介されていたらしいです?
ほうかいおりとよみます 赤飯と野菜の煮物など、それと後述の鏡天の入ったお弁当。
お墓参りのときに持って行ってお墓におそなえして食べるかそのまま塩を振って捨てるかします。
手作りする家もあるらしいですが私の家ではお店で買う派。スーパーとかでも「法界折予約承ります」というお知らせが出たりする
鏡天
かがみてんとよみます。
まるい寒天みたいなものです。
「仏様は普通の鏡には写らないのでこれを使って身なりを整える」そうです。「死者は鏡には写らない」というのは洋の東西をとわないのですかねえ。
灯籠
いわゆる提灯ではなく「もなかの皮に色を付けて紙を挟んだ」感じのもの。いくつかひもでつながっているのを仏壇の上に吊るしておくやつです。
小さい頃に食べたことがあるんですが「あんこのはさまってないもなかの皮」としか言えない味でした
(本当はお盆の間中ずっとつるしておくのでほこりがついてたりしけってたりするので食べない方がいい)
迎え火と送り火
毎日たきます。専用の焚き木や樺の皮を燃やしたりする。
ナスの牛とキュウリの馬
精霊馬というものですね
一応つくりものの精霊馬も売ってるには売ってるんですが私の家では使ったことが無いです
なのでV8を崇める精霊馬はつくりません