本当にアイデンティティの喪失以下略そのに:ヤンデレで引きこもりじゃない咼人
恋とかしたいなあ。
でも僕みたいな暗い人を好きになってくれる人なんているのかな。
「あ、いたいた、宇都宮君。」
「何ですか?佐倉先生。」
「ちょっと頼みたいことがあってね…。」
「はい。」
(中略)
「ところで"咼人"って変わった名前よね。何か意味があるのかしら。」
「特にないみたいです…音の響きだけで決めた、って親は言ってました。」
「でも咼って字は常用漢字じゃないし何か意味があるのだわ。きっと。」
「はあ…そうですか。」
名前が漢字で書かれる学年になってからは、読めない読めないといじめられていた。先生がそれを知ってるのか知らないのかはわからないけれど。
「僕はですね、名前が変だからっていじめられてたんです。名前は読めないし、名字も地名の宇都宮と引っ掛けてギョーザとか呼ばれたり…。」
「それは大変ねえ。でも先生はこの名前は素敵だと思うわ。」
「そうですか…。」
「じゃあ、また頼み事があった時はよろしくね、かいとくん。」
「あ、はい。」
恋とかしてみたいなあ。
( ´-`)。o 0 (全く普通になってしまった…つまらんね)
( ´-`)。o 0 (文中の「佐倉先生」は彩子の事です…他にネタがなかったので。)