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FMIC7743.log.exeのほぼ日記
べんりなショートカット:青年と少女、伝道師とかみさま(ゲートウェイ)
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「悪い子は喰べちゃうぞっ…いい子にしてても喰うけどな」的な超短編

何だかよくわからないものができた。
深夜放送に置こうとも思ったけどそれほどでもないのでこっちに。

男がいつものように夜の街をふらふらと歩いていると、15,6歳くらいの少女が声をかけてきた。自分を買うつもりはないか、と。
男は中腰の姿勢になって少女の頭に高さを合わせ、顔を覗きこんで、品定めをするように見つめた後(のち)に、ニヤリと意地悪そうに顔を歪めて言った。
「…お前は悪い子だな、こんな時間に出歩いて、男を引っ掛けようだなんて…おしおきが必要だ」
男の赤く光る瞳で睨みつけられた少女は立ったまま硬直してしまった。口だけが何か言いたそうにぱくぱくと動く。
「…その口も、目障りだ」
顔を近付け、唇で唇を塞ぐ。一方的な口付け。唇を離すと、唾液が透明な糸を引いていた。
さて、おしおきすると言ったはいいとして何をしてやろう?男は考えた。
何だか腹が減っているし、今日はこいつを夜食にしてやろう。そう考えついた。
「じゃ、いただきますっ と」
再び唇をつけ、今度は舌を絡め、噛みついた。
口の端からこぼれおちる、唾液と血液の混じりあった半透明の赤い液体。
「……んく、ごちそうさま」
指を鳴らすと少女の金縛りが解ける。かたかたと震えながら、目の前の男から視線を反らす。
「…怖かったか
犯され殺されるんじゃないかとか思っただろ
…お前、売った事はないだろ、これが初めてだな?
隠さなくても、味でわかる」
少女はこくりとうなずく。
「まー世の中ってのは怖い大人ばっかりだからな?俺はその中でも異端だが
俺よりももっと恐ろしい奴に捕まる前に、家に帰って布団にくるまってろ、次にお前を見る時は画面の中かもしれないしな
俺は子供には興味ないからな、5年後にも処女だったらまた会おう」
男は悪戯っぽく笑って、少女の唇についていた血液を指で拭い、その指を舐めてふらりと立ち去った。

( ´-`)。o 0 (体を大事にしない女の子というものです)
( ´-`)。o 0 (吸血というもの自体がエ【おっとそこまでだ】)
( ´-`)。o 0 (でも十分悪いお兄さんですよね)